看護師と制服について

看護師といえば、昔から「白衣の天使」と呼ばれてきました。
病人やけが人に笑顔でやさしく接する天使のような存在の看護師が、白地の制服を身に着けているところから形容された言葉です。
ではなぜ、看護師は白衣を制服にしているのでしょうか。
昔は看護をするものの制服は特に定めはありませんでした。
日本で看護師の制服に白衣が登場したのは明治後半くらいといわれています。
今の医師が着ているような白衣の下に、夏は浴衣、冬は黒地の衣装を着て仕事していたようです。
白衣が導入されるきっかけとなったのは、そのころ看護をお手本としていたヨーロッパなどの看護の制服が白衣であった影響と、白地の衣裳は相手の顔色などに影響を与えない、相手の出血がついたときでも色に影響しないため、相手の出血の色が判断しやすい、清潔感があるなどといった理由から白衣になったといわれています。
その後、時を経て、時代の流れとともに看護師の白衣も進化していきます。
履物はぞうりからナースサンダル、そしてナースシューズへ。
制服も真っ白なスカートタイプが主流だったものが、パンツスタイルになったり、色も白ではなく、淡いパステル系の色を使った制服なども出てきました。
いつかは本来の白衣は消えてしまうのではないかという勢いですが、やはり清潔感やさまざまな機能性、ファッション性を考慮しつつ、白地に近い色の制服を用いているところは多いようです。
やはり、「白衣の天使」に対するあこがれはいつの時代も変わらないのです。