救急ゴールデン・アワー

救急車の正式名称は救急自動車である。しってました?救急車は消防車やパトカーと同様、緊急自動車である。救急車は、車内に傷病者を収容し、応急処置をおこないながら、緊急走行で病院などの医療機関まで、搬送するための車両である。救急車には、消防本部や一部の消防団が管理するものと、病院などの医療機関が保有するもの、さらには、自衛隊が保有するものなどがある。

119番通報で出動するものは、消防の救急車。また、医療機関にある救急車は、病院間の患者搬送に使われる。自衛隊の救急車は有事や大規模災害時に出動する。医療機関以外の民間保有の緊急車両は、緊急車両の指定を受けられないので、「寝台車」とか「患者搬送車」などと呼ばれている。

ところで、「カーラー救命曲線」というのがある。
それは、心臓停止、呼吸停止、大量出血の経過時間と、死亡率の目安をグラフ化したもので、応急手当の講習などで、よく使われるグラフだ。そのグラフによれば、心臓停止後3分、呼吸停止後10分、大量出血後30分経過すれば、50パーセントの人が命を落とすことを示している。このグラフは、救命講習会などでは、よく提示されているが、救急医学では現在あまり用いられていない。だが、受傷後1時間以内に手術室へ搬入すれば、救命する可能性が、かなりの確率で可能であることを示している。よって、この受傷後1時間以内を、ゴールデン・アワーと呼んでいる。このゴールデン・アワーに間に合わせるために、救急車の円滑な運用が、欠かせないことは明らかだ。

看護師は、職場に就いてから救急知識を学びます。ナース=救急対応。というわけにはいきません。看護技術を身に付けたものが許される領域なので、各ポジションでの日々の実践が訓練となるのです。